企業活動で戦略的に重要となる要素、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)のことで、これら3つの要素の頭文字をとって「マーケティングの3C」などと呼ばれています。
孫子の兵法に、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」とい有名な一文があります。
敵の性格や戦法を熟知し、自分の強みや弱みをよく知っていれば、百戦戦っても負けることはない、ということでしょうが、この格言はビジネスにも当てはまります。
ビジネスの場合は、「顧客を知り、競合を知り、己を知れば百戦危うからず」となるでしょう。
まずはじめに、自社・顧客、競合についてよく考えてみることです。
①Customer=顧客(マーケット)
顧客:自社の商品を販売する対象=自社の商品を購入する可能性のある人(個人・法人)
◎顧客を知るための質問
⇒自社の顧客は誰か?彼らはどこにいるのか?自社の強みが活きる(優位な)市場はどこか?
②Company=自社(価値・強み)
強み:自社が得意とする(競合と比較して勝っている)もの=自社が顧客に選ばれる価値
◎自社の価値を知るための質問
⇒顧客は何を買うのか?彼らにとっての価値は何か?なぜ競合ではなく自社を選んだのか?
③Competitor=競合(競争相手)
競合:顧客の頭の中に浮かぶ自社の代替選択肢=顧客にとっての自社の比較対象
◎競合を知るための質問
⇒自社の商品がなかったとしたら、顧客はその代わりにどうするか(どこで何を代用)?